ベトナムの最大手小売サイゴンコープとドンタップ省商工局が、6月5〜8日に「ドンタップ果物週間」を開催した。メコンデルタ産のマンゴー・ドリアン・ロンガンなどをCo.opmartを軸とする約800店の流通網で直接買い上げ、収穫期に集中する産地の過剰分を内需で吸収する狙いだ。会場はドンタップ省ダオタイン地区のCo.opmartミトー店。
果物週間の中身──6/5〜8、メコン産7品目
対象はマンゴー、ドリアン、ロンガン、マンダリン、ランブータン、スターアップル、パイナップルなど。カオラインのマンゴー、ライウンのピンクマンダリン、チャウタインのロンガンといった消費者認知のある産地ブランドを前面に出す。ドンタップ省商工局のグエン・トゥアン・リン副局長らが登壇し、生産者・協同組合と近代流通網を直接つなぐ場と位置づけた。
産地過剰を内需で吸収する設計
ドンタップ省は果樹の栽培面積13万5,000ヘクタール超、年産約130万トンを抱える大産地。収穫が一時期に集中すると価格が崩れやすく、輸出先の検査強化が重なると国内に在庫が滞留する。サイゴンコープはCo.opmartなど約800拠点・43省市の流通網を使い、協同組合から直接買い上げて販路を即座に確保することで、価格急落の緩衝材になろうとしている。
日本の買い手への示唆
大手小売による産地直接調達の常態化は、ベトナム国内の集荷・選果・物流が小売主導で整いつつあることを意味する。協同組合が近代流通網と直結する流れは、輸出向けのロット確保やトレーサビリティ整備にもつながる。メコン産マンゴー・ドリアンの加工原料を狙う日本側にとって、産地過剰局面は調達価格の交渉余地が生まれるタイミングでもある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会期 | 2026年6月5〜8日 |
| 主催 | ドンタップ省商工局/サイゴンコープ |
| 流通網 | Co.opmart軸の約800拠点・43省市 |
| 対象品目 | マンゴー・ドリアン・ロンガン等7品目 |
| ドンタップ省栽培面積 | 13万5,000ヘクタール超 |
| ドンタップ省年産 | 約130万トン |
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