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ベトナム産ココナッツが過去最高値──干ばつ・病害で農家価格1ダース18〜21万ドンに高騰

ベトナム産の生ココナッツが過去最高値をつけている。農家の庭先価格は1ダース18〜21万ドン(約1,040〜1,210円)、輸出業者の買付は20〜22万ドン(約1,150〜1,270円)まで上昇した。エルニーニョによる干ばつとラニーニャの長雨・病害虫で供給が細り、タイ・スリランカ・フィリピンを含む産地全体で前年比50〜100%の高騰となっている。

目次

1ダース21万ドンまで──価格の現在地

生ココナッツの庭先価格は1ダース18〜21万ドン。等級が落ちる卸でも14〜17万ドン(約810〜980円)、最上級は小売で1個あたり最大2万5,000ドン(約145円)まで上がった。輸出業者は20〜22万ドンで買い付けており、調達コストの上昇がそのまま輸出価格に乗る局面に入っている。

干ばつと病害が直撃した供給

価格高騰の背景は「異常気象と病害虫」。エルニーニョが主要産地に深刻な干ばつをもたらし、続くラニーニャが季節外れの豪雨と暴風を引き起こした。ベトナムは栽培面積約20万ヘクタール・年産約200万トンで世界5位の輸出国だが、この供給ショックで需給が一気に締まった。輸出大手Vina T&Tのグエン・ディン・トゥン代表は、18トンコンテナを週7本前後で出荷しても需要の3分の2しか満たせないと述べる。

対中20%の供給国──日本の調達にも波及

ベトナムは中国のココナッツ輸入の20%を占める第3位の供給国で、生ココナッツ輸出は2024年に3億9,000万ドル、2025年は5億ドルが視野に入る。生鮮価格の上昇はココナッツミルク・ウォーター・乾燥チップといった加工原料の調達コストにも波及するため、日本の食品・飲料の買い手は産地分散と長期契約の見直しを迫られる。

項目 内容(1ダース・円換算)
農家庭先価格 18〜21万ドン(約1,040〜1,210円)
輸出業者買付 20〜22万ドン(約1,150〜1,270円)
2等品卸価格 14〜17万ドン(約810〜980円)
最上級小売(1個) 最大2万5,000ドン(約145円)
産地全体の値上がり 前年比50〜100%
世界順位/対中シェア 輸出世界5位/中国輸入の20%(3位)

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出典:Produce Report

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この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

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