ドリアン

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概要

ドリアンはベトナムで近年最も急成長している果物で、「果物の王様」として東南アジアで広く親しまれています。ベトナムの年間生産量は約100万トンに達し、2022年に中国への正式輸出が開始されて以降、栽培面積と生産量が急拡大しています。主要品種はモントーン(Monthong)とリーガン(Ri6)です。

栽培地域・産地

ドリアンの主要産地はダクラク省ラムドン省などの中部高原と、ドンナイ省ティエンザン省などの南部地域です。全国のドリアン栽培面積は約15万ヘクタールで、中部高原が約40%を占めます。火山性土壌と適度な降雨量がドリアン栽培に適しています。

栽培方法・収穫期

ドリアンの収穫期は5月から8月にかけてが最盛期です。定植から5〜6年で初結実し、10年以上で本格的な収量に達します。1本の木から年間100〜200個の果実を収穫できます。完熟のタイミングを見極める技術が品質を左右するため、熟練した農家の知識が重要です。近年は栽培コード管理による品質トレーサビリティの導入が進んでいます。

輸出・市場動向

2022年の中国向け正式輸出開始を契機に、ベトナムのドリアン輸出額は急増し、2023年には約25億ドルに達しました。中国が輸出先の90%以上を占めます。冷凍ドリアンの輸出も拡大しており、市場多角化が課題です。タイに次ぐ世界第2位のドリアン輸出国としての地位を確立しつつあります。

日本との関わり

現在、ベトナム産ドリアンの日本への生鮮輸入は認められていません。植物検疫の協議が進行中ですが、ミバエ類への対応が課題となっています。冷凍ドリアンは規制なく輸入可能で、日本国内のアジア食品店やオンラインショップで販売されています。将来的な生鮮輸入解禁が期待されています。

参考情報

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この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

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