マンゴー

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概要

ベトナムのマンゴーは年間生産量約90万トンで、東南アジアでも有数の生産規模を誇ります。キャットチュー(Cát Chu)、キャットホアロック(Cát Hòa Lộc)、マンゴーオーストラリアなど多様な品種が栽培されています。甘みが強く香り豊かなベトナムマンゴーは、国内消費だけでなく輸出用としても人気が高まっています。

栽培地域・産地

マンゴーの主要産地はソンラ省(北部)とドンタップ省メコンデルタ地域(南部)です。ソンラ省のマンゴーは標高の高い環境で栽培され、甘みと酸味のバランスに優れています。メコンデルタのマンゴーは大型で果肉が厚く、キャットホアロック種が特に有名です。

栽培方法・収穫期

マンゴーの収穫期は4月から7月にかけてが最盛期です。定植から4〜5年で初結実し、8〜10年で本格的な収穫量に達します。花芽分化を促進するための乾燥処理や、パシフロミン処理による催花技術が普及しています。収穫後の品質保持のため、ホットウォーター処理や予冷技術の導入が進んでいます。

輸出・市場動向

ベトナム産マンゴーの主要輸出先は中国、韓国、ロシアです。年間輸出額は約2億ドルで、増加傾向にあります。近年は冷凍マンゴー、ドライマンゴーなどの加工品輸出も拡大しています。GlobalGAPやVietGAP認証農園からの出荷比率も増加しており、品質の標準化が進んでいます。

日本との関わり

ベトナム産マンゴーは2015年に日本への生鮮輸入が解禁されました。蒸熱処理による植物検疫条件をクリアした製品が輸入されています。日本市場での認知度は徐々に高まっており、フィリピン産やタイ産に次ぐ選択肢として注目されています。加工品(冷凍、乾燥)の輸入量はより大きく、菓子原料や飲料原料として使用されています。

参考情報

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この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

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