バクザン省

ベトナム語名 Bắc Giang(バクザン)
面積 3,848 km²
人口 約190万人
省都 / 中心都市 バクザン市
気候 亜熱帯モンスーン気候。年間平均気温23℃。夏は高温多湿。
HCMCからのアクセス ハノイから車で約1.5時間(約50km)
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概要

バクザン省はベトナム最大のライチ産地として有名です。省内のルックガン地区で栽培される「ルックガンライチ」(vải thiều Lục Ngạn)は、ベトナムを代表するプレミアムフルーツとして国内外で高い人気を誇ります。毎年6〜7月のライチシーズンには、省全体がライチ一色に染まります。

ハノイから約50kmと近く、工業化も急速に進んでいますが、農業は依然として重要な産業です。近年はライチの対日輸出が実現し、日本のスーパーでもバクザン産ライチが並ぶようになりました。

農業の特徴

バクザン省のライチ栽培面積は約28,000ヘクタールで、年間生産量は約15〜20万トンに達します。ルックガン地区だけで約15,000ヘクタールを占め、約16万世帯がライチ栽培に従事しています。

2020年代に入り、対日輸出が本格化しました。日本の厳しい検疫基準(蒸熱処理)をクリアするため、専用の処理施設が整備され、VietGAPやGlobalGAPの認証取得も急速に進んでいます。2023年には日本向けに約1,000トン以上が輸出されました。

ライチ以外にも、みかん・オレンジなどの柑橘類、野菜、養鶏(バクザンチキン)なども重要な農産物です。

主要農産物

ライチ(ルックガン種・約28,000ha)、柑橘類(みかん・オレンジ)、野菜、鶏肉(バクザンチキン)、茶

輸出・物流

ライチの輸出先は中国が最大(全体の90%以上)ですが、近年は日本・EU・オーストラリアへの輸出多角化が進んでいます。日本向けには蒸熱処理施設を経由した高品質品が航空便で輸出されます。収穫期が短い(約1ヶ月)ため、輸出拡大には冷凍ライチの開発も課題です。

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この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

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