カカオ

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概要

ベトナムのカカオ産業は比較的新しく、2000年代に本格的な栽培が始まりました。年間生産量は約3,000〜5,000トンのカカオ豆と小規模ですが、高品質なファインフレーバーカカオとして国際的に評価されています。「ビーントゥバー」チョコレートブームの中で、ベトナム産カカオの認知度は急上昇しています。

栽培地域・産地

カカオの主要産地はドンナイ省ベンチェ省バリア・ブンタウ省ダクラク省です。南部の高温多湿な気候がカカオ栽培に適しており、ココナッツやカシューナッツとの混植栽培が行われています。

栽培方法・収穫期

カカオの収穫期は主に10月から12月と5月から7月の年2回です。定植から3年で初結実し、5年で本格的な収穫量に達します。収穫後の発酵工程が品質を大きく左右するため、適切な発酵技術の普及が重要視されています。マルー社やフェバ社など、ベトナム国内のクラフトチョコレートメーカーが農家と連携し、品質改善を推進しています。

輸出・市場動向

ベトナム産カカオは量は少ないものの、品質の高さから欧米のクラフトチョコレートメーカーから直接買い付けが行われています。kg当たりの価格は一般的なカカオの2〜3倍の高値で取引されることもあります。国内のチョコレート製造業も成長しており、マルーチョコレートは国際コンクールで多数受賞しています。

日本との関わり

日本のビーントゥバーチョコレートメーカーの間でベトナム産カカオの評価が高まっています。少量ながら高品質なカカオ豆が日本に輸入され、プレミアムチョコレートの原料として使用されています。日本のODA支援によるカカオ栽培技術指導プロジェクトも過去に実施されました。

参考情報

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この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

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