ブドウ(ニントゥアン)

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概要

ニントゥアン省のブドウはベトナム唯一の商業的ブドウ産地の産物で、ベトナムの特産品として知られています。年間生産量は約3万トンで、テーブルグレープ(生食用)とワイン用ブドウの両方が生産されています。熱帯地域でのブドウ栽培は世界的にも珍しく、年2回の収穫が可能な独特の栽培体系が確立されています。

栽培地域・産地

ニントゥアン省がベトナムのブドウ栽培のほぼ全てを占めます。特にニンフオック地区とニンハイ地区が中心産地です。ニントゥアン省はベトナムで最も降雨量が少なく乾燥した地域で、年間降雨量700〜800mmという半乾燥気候がブドウ栽培に適しています。栽培面積は約1,200ヘクタールです。

栽培方法・収穫期

熱帯の環境を利用し、年2回の収穫が可能です。第1期は4月から5月、第2期は10月から11月に収穫されます。棚仕立てで栽培され、ブラッククイーン種、ニンティエン種(地場品種)、レッドカーディナル種などが栽培されています。灌漑には地下水を利用し、乾季の水管理が栽培成功の鍵です。

輸出・市場動向

ニントゥアン産ブドウは主にベトナム国内市場向けで、ホーチミン市やハノイの市場に出荷されています。輸出量はごくわずかですが、ブドウを使ったワイン生産が地域の観光産業と結びつき、地方創生に貢献しています。ヴァンナムワイナリーなどの地元ワイナリーが高品質なベトナムワインを生産しています。

日本との関わり

ニントゥアン産ブドウの日本への輸出は行われていません。日本市場での認知度は低いですが、熱帯ブドウ栽培のユニークさからワイン愛好家や農業関係者の間で話題になることがあります。ベトナム産ワインの品質向上に伴い、将来的に日本市場への参入の可能性もあります。

参考情報

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この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

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