| ベトナム語名 | Bình Thuận(ビントゥアン) |
|---|---|
| 面積 | 7,828 km² |
| 人口 | 約130万人 |
| 省都 / 中心都市 | ファンティエット市 |
| 気候 | 熱帯モンスーン気候。南中部でも比較的乾燥。年間降水量1,000〜1,600mm。 |
概要
ビントゥアン省はベトナム最大のドラゴンフルーツ(thanh long)産地です。省内のハムトゥアンナム地区を中心に約30,000ヘクタールが栽培されており、ベトナムのドラゴンフルーツ生産量の約60%を占めます。ムイネーの砂丘と美しいビーチでも知られる観光省です。
ドラゴンフルーツは日本でも「ピタヤ」として親しまれていますが、ベトナム産(特にビントゥアン産)が世界市場の主要供給元となっています。
農業の特徴
ドラゴンフルーツ栽培は1990年代から本格化し、今やビントゥアン省の経済を支える基幹作物となっています。白肉種が中心ですが、赤肉種の栽培も増加中です。LED照明を使った電照栽培により、従来の収穫期以外にも出荷できるようになり、年間を通じた安定供給が可能になりました。
課題は中国依存度の高さです。輸出の約70%が中国向けで、中国の検疫強化や国境閉鎖の影響を受けやすい構造です。日本・韓国・EU向けの輸出多角化、ドライフルーツ・ジュースへの加工品開発が急務となっています。
主要農産物
ドラゴンフルーツ(約30,000ha・ベトナム最大)、エビ養殖、米、キャッサバ、トウモロコシ、カシューナッツ、塩
輸出・物流
ドラゴンフルーツの輸出先は中国(約70%)、タイ、インドネシア、日本、韓国、EUなど。日本向けは蒸熱処理が必要で、ファンティエット市内に処理施設があります。EVFTA発効により、EU向け輸出の関税が撤廃され、新市場開拓が進んでいます。