サトウキビ

目次

概要

ベトナムのサトウキビ生産量は年間約1,200万トンで、約30万ヘクタールの栽培面積を有しています。砂糖の国内自給に重要な役割を果たしていますが、国際価格との競争力不足が課題です。近年は栽培面積が減少傾向にあり、高付加価値な代替作物への転換が進んでいます。

栽培地域・産地

サトウキビの主要産地はタインホア省タイニン省ホアビン省です。タインホア省はベトナム最大のサトウキビ産地で、ラムソン製糖の大規模工場があります。タイニン省は南部の主要産地で、複数の製糖工場が稼働しています。

栽培方法・収穫期

サトウキビの収穫期は11月から翌年4月にかけての乾季です。植え付けから10〜12カ月で収穫可能になり、株出し(ラトゥーン)で2〜3年連続の収穫が可能です。機械化収穫の導入が進んでいますが、山間部では手作業による収穫が主流です。糖度の高い品種への転換が収益性向上の鍵となっています。

輸出・市場動向

ベトナムは砂糖の純輸入国であり、国内需要の一部を輸入に頼っています。ATIGA(ASEAN物品貿易協定)による関税引き下げでタイ産などの安価な砂糖が流入し、国内製糖産業は厳しい競争にさらされています。バイオエタノールや有機砂糖など高付加価値製品への転換が模索されています。

日本との関わり

ベトナム産砂糖の日本への輸出はほとんどありません。ただし、日本企業の技術協力によるサトウキビ品種改良や製糖プロセスの効率化プロジェクトが実施されています。JICAの支援による農業技術普及活動もサトウキビ産業の近代化に貢献しています。

参考情報

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

目次