中部(Trung Bộ)

ベトナム語名 Trung Bộ(チュンボー)
面積 約96,000 km²
人口 約2,000万人
気候 熱帯モンスーン気候。中部特有の9〜11月の大雨・台風シーズンが特徴。
目次

概要

ベトナム中部は、チュオンソン山脈(アンナン山脈)と東海(南シナ海)に挟まれた南北に細長い地域です。北中部と南中部沿岸に大別され、地形が変化に富み、気候もバリエーションに富んでいます。狭い沿岸平野と急峻な山地が交互に現れる地形は、農業の多様性を生み出す一方で、台風や洪水のリスクも高い地域です。

歴史的にチャンパ王国の領域であったこの地域は、独自の農業文化を持っています。漁業と農業が密接に結びついた「農漁複合型」の生業が特徴的で、海岸沿いではエビ養殖、内陸部では稲作や果樹栽培が行われています。

農業の特徴

中部は自然災害リスクが高いため、他の地域に比べて農業の大規模化が遅れている面がありますが、逆にニッチな高付加価値作物の産地として存在感を発揮しています。ニントゥアン省のブドウ、ビントゥアン省のドラゴンフルーツは、ベトナム国内でもここでしか商業的に栽培されていない作物です。

沿岸部ではエビ養殖(特にバナメイエビ)が拡大しており、フエ・クアンナム沿岸のラグーン地帯では伝統的な養殖方法と近代的な集約養殖が並存しています。

主要農産物

ドラゴンフルーツ(ビントゥアン省)、ブドウ(ニントゥアン省)、エビ養殖、米、サトウキビ、胡椒、ゴム、木材、水産物(イカ・タコ・マグロ)

関連記事

参考情報・ソースリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

京都で食品ブランドを運営しながら、これまで乾燥野菜や野菜パウダーなど、素材の魅力を活かした商品づくりに携わってきました。現在はベトナム在住2年目で、現地ではコーヒーの生産現場にも関わり、栽培から加工、味づくりまで一貫して学んでいます。毎日の暮らしの中で、安心して楽しめる食品を届けたいという思いから、生産背景や作り手の顔が見える商品を大切にしています。日本とベトナム、それぞれの食文化の魅力を活かしながら、日常にちょっとした豊かさを届けることを目指しています。

目次